マウスピース矯正が向いている人とそうでない人の特徴

マウスピース矯正が向いている人とそうでない人の特徴

広島県府中市にある歯医者、さくら歯科クリニック院長の佐藤です

前回に引き続きマウスピース矯正についてのお話です。

「最近マウスピース矯正を希望される患者様が多い。」と、お話しましたが、実際にはワイヤー矯正を行う場合もある。ということです。

マウスピース矯正を行ったほうが良い人、ワイヤー矯正でないとだめな人など、患者様の状態によって分かれてくるため、その特徴を解説したいと思います。

マウスピース矯正が向いている人の特徴は、主に以下の3つが挙げられます。

1. 軽度から中等度の歯並びの悩みを持つ人

マウスピース矯正は、軽度から中等度の歯並びの問題に対して非常に効果的です。例えば、前歯のわずかなガタつきや、少しのすき間、軽度のかみ合わせの問題などがこれに該当します。重度の歯列不正や複雑な咬合の問題には、より強力な固定式の矯正器具が必要になることがありますが、マウスピース矯正は比較的簡単なケースにおいて、目立たずに治療を行うことができるため、社会人や見た目を気にする学生にも適しています。

2. 目立たない矯正方法を望む人

マウスピース矯正は透明なプラスチック製で、装着していてもほとんど目立ちません。そのため、人前で話をすることが多いビジネスパーソンや、日常的に人と接する機会が多い方に適しています。また、見た目を気にする年頃の学生や、結婚式など特別なイベントを控えている方にも好まれます。目立たない矯正を望む人にとって、マウスピース矯正は自信を持って日常生活を送ることができる選択肢となり得ます。

3. 矯正器具の取り外しの自由度を重視する人

マウスピース矯正の大きな利点は、取り外しが可能であることです。これにより、食事の際には矯正器具を外して普通に食べることができ、口腔衛生を保つためのブラッシングやフロスが容易になります。また、特定の社交的な場面や、写真を撮る時など、一時的に矯正器具を外したいときにも対応できる柔軟性があります。自己管理がしっかりとできる人にとって、日々の生活において矯正治療を自分のペースで進められるのは大きなメリットです。

これらの特徴を持つ人は、マウスピース矯正によって効果的かつ快適に歯並びを改善することが期待できます。ただし、治療を成功させるためには、指示された時間、マウスピースをきちんと装着する自己管理が必要です。また、定期的な歯科訪問でのチェックと調整も欠かせません。自分のライフスタイルや歯並びの状態を考慮し、相談の上で最適な矯正方法を選択する必要があります。

反対に向かない人は以下のような特徴が挙げられます。

1. 重度の歯列不正や複雑な咬合問題を持つ人

マウスピース矯正は、軽度から中等度の歯並びの改善には適していますが、重度の歯列不正や複雑な咬合問題には対応できない場合があります。例えば、極端に歯が重なっている、顎の位置が大きくずれているなどのケースでは、より強い力を均等に歯に加える必要があり、固定式の矯正装置の方が適していることが多いです。これらの状態では、マウスピースだけでは十分な治療効果が得られない可能性が高くなります。

2. 矯正器具の管理や定期的な着用が難しい人

マウスピース矯正は取り外しが可能なため、自己管理が非常に重要になります。指示された時間（通常は1日に20時間以上）マウスピースを着用し続ける必要がありますが、これが難しい人には不向きです。指示した時間を装着出来ないと、治療が計画通り進まず、歯が並ぶまで予定より時間がかかってしまいます。そのような理由からワイヤー矯正を選択する患者様もいらっしゃいます。

まとめ

今回は、インビザラインが向いている人と向いていない人の特徴について解説しました。ご自身がマウスピース矯正での治療に向いているかどうかや、治療の流れ、費用などについて詳しく知りたいという方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。LINEでの無料矯正相談も行っておりますのでご活用ください！