入れ歯治療について
入れ歯はすべての方に適応できるという特徴がある反面、入れ歯で困っている人は2000万人以上とも言われ、
『痛い、噛めない、はずれる』が入れ歯の三拍子と言われてきました。
合わない入れ歯を使用していると、アゴの骨は急速に減っていきます。アゴの骨が減ってくると、
余計に入れ歯が合わなくなり、さらに急速に骨が減っていくという悪循環に陥ってしまいます。
こうした合わない入れ歯を使用されている方の多くは、
入れ歯は噛めないもの歯を失ってしまった以上、仕方のないことなどと、入れ歯の可能性を見いだせないでいます。
これは非常にもったいないことです。
歯科医療は日進月歩の世界です。
技術の進歩により、『痛くない、噛める、はずれない』入れ歯を作る事も可能になっています。
そのような入れ歯であれば、おいしく食事をとることもできるのです。
合う入れ歯と、合わない入れ歯は何が違うのという正しい知識を患者さん自身が知る事が、
自分にピッタリとあった入れ歯に出会う第一歩となります。
リハビリ用の義歯を使用した治療
ズレてしまった下あごの位置を矯正
当院ではリハビリ用の義歯を使用した義歯治療を行っています。
リハビリ用の義歯治療では、まず患者様の口腔内を計測し、正常な噛み合わせの高さを割り出します。
高さを決めたら、今度は前後左右の水平的な位置関係を診ていきます。
下あごの入れ歯の奥歯はフラットテーブルと呼ばれ、
真っ平らな状態になっており、初めはとても動きやすくなっています。
患者様にフラットテーブルの部分でしっかり噛んでいただくことで、
一番負担の少ない、バランスの取れた理想の噛む位置を見つけることができます。
ご高齢の方でも、次第に噛めるようになっていきますと、
唇、ほっぺた、舌の筋肉が活性化していきますのでお口の若返り効果も期待できます。
最終的な義歯の作製
様々な義歯からベストな物をご提案
リハビリ用の義歯治療により、上下方向にも、水平方向にも、
噛む位置が落ち着いてきましたら、今までの情報を基に最終的な義歯を製作していきます。
最終的な義歯製作では、薄い金属床義歯など、
様々な種類の中から、ベストな治療法をご提案させていただきます。
それぞれの義歯治療にはメリット、デメリットがありますので詳しくはご相談ください。
POINT 01薄い材質で作製する
口の中は髪の毛一本入るだけで不快感があるほど敏感です。
このため、保険外の入れ歯使用する材質の場合、保険のものに比べ約1/6の厚さの薄い材質で作製します。
POINT 02食べ物の温もりを感じられる材質
入れ歯を入れると、温かい、冷たいといった食べ物の温もりをなかなか感じることができません。
食べ物の温もりは味覚に大きな影響を与えます。
このため、保険外の入れ歯では温もりを感じられる材料(専門用語では熱伝導率の高いもの)を使用します。
POINT 03自分のアゴの高さにあったミクロン単位での調整を行う。
合う入れ歯を作るために一番重要なのは、手間をかけた調整です。保険外の入れ歯の場合には、ミクロン単位におよぶ精密な調整を行うことで、自分にピッタリとあった入れ歯を作る事が可能です。
POINT 04患者様にベストな入れ歯を作るために・・・『匠』との連携
さくら歯科クリニックでは、患者様にベストな入れ歯を作るため、優秀な歯科技工所さんと提携しています。
一般の方には『歯科技工士』という職業は耳慣れないかもしれませんが、
入れ歯はこの方の協力なしでは作る事はできません。
むしろ、入れ歯は歯科技工士さんの腕にかかっています。
つまり、腕のよい歯科技工士さんと連携しているかでその歯科医院の入れ歯のレベルが決まってしまいます。
あなたに合った入れ歯は「アンチエイジング」の効果があります
入れ歯を入れたら急に「老け顔」になってしまったという話しを良く聞くと思います。
これは「合わない入れ歯」に全ての原因があります。
歯は顔の輪郭を形作っている重要な要素です。
より、歯の代わりとなる入れ歯が大きかったり、小さかったりすると顔の輪郭が変わってしまいます。
この輪郭の変化が顔のシワ・タルミの原因となり、老け顔を助長する元凶でとなります。
つまり、自分にピッタリ合う入れ歯は「痛くない、しっかり噛める」といった機能的な面の回復だけでなく、シワ・タルミが生じないといった審美的な面までも回復してくれます。