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60・70代でもインプラントはできる?年齢と骨の状態の関係を広島県府中市の歯科医師が解説






60・70代でもインプラントはできる?年齢と骨の状態の関係を広島県府中市の歯科医師が解説


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60・70代でもインプラントはできる?
年齢と骨の状態の関係を広島県府中市の歯科医師が解説

監修
佐藤 正彰
さくら歯科クリニック 院長|日本口腔インプラント学会 会員

「もう65歳だから、インプラントは無理ですよね…」
こうおっしゃる患者さんが、少なくありません。

結論からお伝えすると、年齢だけを理由にインプラントを諦める必要はありません。 60代・70代でもインプラント治療を受け、快適な食生活を取り戻している方は多くいらっしゃいます。

この記事では、広島県府中市のさくら歯科クリニック院長・佐藤が、年齢とインプラントの関係、治療を受けるための条件、注意が必要なケースについて正直にお伝えします。

1. インプラントに「年齢の上限」はあるの?

元気なシニア世代のイメージ

60代・70代でもインプラントを受け、食事を楽しんでいる方は多くいます

インプラント治療には、医学的に定められた「年齢の上限」はありません。実際に、70代・80代でインプラント治療を受けるケースも珍しくありません。

ただし、年齢が上がるにつれて以下のような変化が起きやすくなるため、治療前の精密検査と全身状態の確認が特に重要になります。

✅ 60代の方

骨密度・全身状態ともに比較的良好なケースが多く、インプラント治療を受けやすい年代です。現役世代と同様の治療が受けられることがほとんどです。仕事や社会活動が活発な方も多く、食事をしっかり楽しみたいという動機も明確で、治療後の満足度が高い傾向があります。

✅ 70代の方

全身状態・骨の状態によっては十分に治療可能です。持病がある場合は主治医との連携が必要になることがありますが、健康状態が良好であれば多くの場合インプラントを受けていただけます。術後の回復に少し時間がかかることがありますが、丁寧にサポートします。

⚠️ 80代以上の方

治療を受けられないわけではありませんが、全身状態・骨量・服薬状況などを慎重に確認する必要があります。場合によっては入れ歯など別の治療法が適切なこともあります。まずはカウンセリングでご相談ください。

「年齢より大切なこと」: インプラントが成功するかどうかは、年齢そのものよりも、骨の状態・全身疾患の有無・生活習慣によって左右されます。「もう歳だから」と諦める前に、まずは検査を受けてみてください。

2. カギを握るのは「年齢」より「骨の状態」

CT・レントゲン・骨密度検査のイメージ

CT撮影で骨の量と質を詳しく確認します。骨の状態がインプラント可否の大きな判断材料です

インプラントはあごの骨に人工歯根を埋め込む治療です。そのため、骨の量(骨量)と質(骨密度)がとても重要になります。

加齢で骨はどう変わる?

加齢に伴い、あごの骨は少しずつ変化します。特に歯を失った後、その部分の骨は「骨吸収」といって徐々に溶けて薄くなっていきます。歯を失ってから時間が経つほど、骨量が減少している可能性が高まります。

また、閉経後の女性は骨粗しょう症のリスクが高まるため、あごの骨密度にも影響が出ることがあります。

骨が少ない場合でも治療できる?

骨量が不足していてもすぐに諦める必要はありません。以下のような処置で骨を補い、インプラントに適した状態に整えることが可能なケースがあります。

  • GBR(骨増生手術):骨量が不足している部位に骨を補う処置
  • サイナスリフト:上顎の奥で骨を補う処置

ただし、これらの追加処置が必要な場合は治療期間が延びることもあります。まずはCT撮影で骨の状態を詳しく確認することが大切です。

インプラントに必要な骨の条件(目安)

  • インプラントを埋入できる十分な骨の高さと幅がある
  • 骨密度が著しく低下していない
  • 歯を失ってから極端に時間が経過していない
  • 骨粗しょう症の治療中でも、主治医と連携して対応できる

3. 治療前に確認が必要な全身疾患

問診・カウンセリング・お薬手帳のイメージ

カウンセリングではお薬手帳をご持参ください。服薬状況の確認が安全な治療につながります

インプラント手術は外科的な処置を伴うため、全身疾患や服薬状況の確認が欠かせません。 特にシニア世代の方は持病をお持ちの場合も多く、事前の情報共有がとても重要です。

疾患・状態 インプラントへの影響と対応
糖尿病 血糖値が高い状態では傷の治りが悪くなり、感染リスクが上がります。血糖コントロールが良好であれば治療可能なケースが多いです。主治医との連携が必要です。
骨粗しょう症(薬物治療中) ビスフォスフォネート製剤などを服用中の方は、顎骨壊死のリスクがあるため要注意。主治医・歯科医師の双方で慎重に判断します。
心疾患・高血圧 コントロールされた状態であれば多くの場合対応可能。抗凝固薬(血液サラサラの薬)を服用中の方は出血リスクを考慮します。
腎臓病・肝臓病 薬の代謝に影響することがあります。重篤な場合は治療が難しいこともあるため、主治医の意見を確認します。
がん治療中(放射線・化学療法) 治療中・治療直後は感染リスクが高いため、インプラント治療は基本的に行いません。治療終了後の一定期間を経てから相談します。
お薬手帳をご持参ください: 服用中のお薬がインプラント治療に影響することがあります。カウンセリングにはお薬手帳をお持ちいただくと、より詳しくご確認できます。持病がある方も、まずはご相談ください。

4. シニアの方が治療で気をつけること

シニアが快適に食事を楽しんでいるイメージ

インプラントで食事を快適に楽しめるようになった方が、府中市・福山市にも多くいます

60代・70代の方がインプラント治療を受ける際に、特に意識していただきたいポイントをまとめました。

① 治療期間に余裕を持つ

若い方に比べて骨の結合(オッセオインテグレーション)に時間がかかることがあります。焦らず、体の回復ペースに合わせて治療を進めることが大切です。当院では患者さんの状態に合わせた治療スケジュールを組んでいます。

② 術後のケアを丁寧に

手術後の安静・口腔ケア・定期メンテナンスは、年齢に関わらず大切ですが、シニアの方は特に免疫力の変化に注意が必要です。術後の指示をしっかり守り、気になることがあれば早めにご相談ください。

③ 主治医との連携を大切に

持病がある方は、かかりつけの内科や整形外科の主治医と情報を共有しながら治療を進めます。当院から主治医への照会状の作成も対応していますので、遠慮なくお申し出ください。

④「インプラントが難しい場合」の選択肢も一緒に考える

精密検査の結果、インプラントよりも別の治療法が適切と判断されることもあります。その場合は、入れ歯や別の補綴治療も含めて、患者さんのお口の状態と生活に合った最善の方法をご提案します。「インプラントできますか?」と聞くだけでなく、「どうすれば快適に食事ができるか」を一緒に考えましょう。

5. 院長からのひとこと

院長・佐藤先生の診察風景

年齢に関わらず、患者さん一人ひとりに合った治療をご提案します

「もう歳だから無理かな」とおっしゃる方に、私がよくお伝えするのは、「まずは検査をしてみましょう。データで判断しましょう」ということです。

確かに、加齢とともに骨の状態や全身状態が変化することはあります。でも、「年齢」という数字だけで治療の可否を判断することは、私にはできません。 実際に、70代の患者さんでも骨の状態が非常に良好で、何の問題もなくインプラント治療を受けられたケースはたくさんあります。

反対に、若くても骨の状態や全身疾患によって慎重な判断が必要なこともあります。大切なのは年齢ではなく、その方一人ひとりの状態です。

「歯が少なくて食事が楽しめない」「入れ歯が合わなくて困っている」——そんな悩みを抱えたまま過ごしてほしくないと思っています。まずはお気軽にご相談ください。府中市・福山市エリアの患者さんを、しっかりサポートします。

さくら歯科クリニック 院長 佐藤 正彰

6. よくあるご質問(FAQ)

Q. 75歳ですが、インプラントは受けられますか?
年齢だけで判断することはありません。骨の状態・全身疾患・服薬状況などを総合的に確認したうえで判断します。まずはカウンセリング・精密検査をお受けください。実際に70代でインプラント治療を受けた患者さんも当院には多くいらっしゃいます。

Q. 骨粗しょう症の薬(ビスフォスフォネート)を飲んでいます。治療できますか?
ビスフォスフォネート系薬剤を服用中の方は、顎骨壊死のリスクがあるため慎重な対応が必要です。服用期間・服用量・投与方法(注射か経口か)などによってリスクが異なります。主治医と連携しながら判断しますので、お薬手帳をお持ちのうえご来院ください。

Q. 血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を飲んでいます。手術はできますか?
抗凝固薬を服用中の方でも、主治医と連携しながら対応できるケースがほとんどです。手術前後の薬の調整について主治医と相談のうえ、安全に進めます。自己判断で薬を止めることは危険ですので、必ずご相談ください。

Q. 糖尿病があります。インプラントは難しいですか?
血糖コントロールが良好であれば、インプラント治療を受けられるケースが多いです。主治医の管理のもとで血糖が安定していることを確認したうえで進めます。糖尿病があるからといって一概に断ることはありませんので、まずはご相談ください。

Q. 長年入れ歯を使っています。今からインプラントに切り替えられますか?
長期間の入れ歯使用により、あごの骨が吸収(減少)している可能性があります。まずCT撮影で骨の状態を確認し、骨量が十分あればインプラントへの切り替えが可能です。骨が不足している場合は骨造成で補うことを検討します。

Q. 親(80代)にインプラントを勧めたいのですが、本人が心配しています。相談だけでも来院できますか?
はい、もちろんです。ご本人・ご家族のどちらがご来院いただいても構いません。「治療するかどうかまだ決めていない」「まず話だけ聞きたい」という段階でのご相談も大歓迎です。ご一緒にお越しいただけると、より詳しくご説明できます。

📝 まとめ

60・70代のインプラントについて、要点を整理します。

  • インプラントに年齢の上限はない。「年齢」より「骨の状態・全身疾患」が重要
  • 60・70代でも治療を受けられるケースは多い。まず精密検査で状態を確認することが大切
  • 骨量が不足している場合は骨造成で補えることがある
  • 持病・服薬がある方は主治医との連携が必要。お薬手帳をお持ちください
  • 「インプラントが難しい場合」の代替治療も含めて一緒に考えます

「もう歳だから…」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。広島県府中市のさくら歯科クリニックでは、シニアの方のインプラント相談も丁寧に対応しています。府中市・福山市エリアの方のご来院をお待ちしています。


この記事を監修した歯科医師
さくら歯科クリニック 院長 佐藤正彰

佐藤 正彰(さとう まさあき)
さくら歯科クリニック 院長|広島県府中市
朝日大学歯学部卒業。東京都内の歯科医院にて8年間の勤務経験を積んだのち、2008年に広島県府中市にてさくら歯科クリニックを開業。日本口腔インプラント学会会員・日本補綴歯科学会会員・中四国修練会会長(修練会公認インストラクター)。「正確な診断と丁寧な説明」をモットーに、地域の皆様のお口の健康を幅広くサポートしています。
「年齢を理由に諦めないでほしい」というのが私の正直な気持ちです。データを見て、一緒に考えましょう。

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