院長ブログ
筋筋膜疼痛症候群
広島県府中市にある歯医者、さくら歯科クリニックです。駅家町、新市町からも多くの患者さまにご来院いただきありがとうございます。
今回は『筋筋膜疼痛症候群』です。・・・漢字ばかりで今回は難しくてすみません。
一体なんの病気なのでしょうか?
さくら歯科クリニックに来院される患者さまで、他の歯科医院では原因不明の痛みでお困りの患者さまがよく来院されます。
お話をよく聞くと、歯の痛みを訴えられていますが、当該部位には痛みを誘発する所見が見当たらないのです。多くの歯科医院では原因不明とし、歯の治療を始めてしまいます。ところが治療後、一時は痛みが和らぐことがありますが、多くの場合、症状が再発し、最悪の場合、原因不明のまま抜歯となってしまうことさえあるのです。
なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか?
顎顔面にある咀嚼筋の内部の循環障害や筋破壊により痛みが出現しているのですが、原因ではない離れた部位に痛みを誘発するのがこの病気の特徴です。
最大の原因は歯科医が診断できていないことにつきます。この『筋筋膜疼痛症候群』という病名を聞いたことのない歯科医もおおくいるのではないのでしょうか?
この筋筋膜疼痛症候群は非歯原性歯痛の一種(つまり、歯が原因ではないのに歯の痛みとして感じてしまう症状です)
病状は多岐にわたり、激しい疼痛が起こることもあります。
医者は知っている病名しか診断できません。いかに歯科以外の病名を知っているのか、むし歯しか診断できない歯科医院が多くありますので注意が必要です。
地域の医療水準を向上するために、広島県府中市のさくら歯科クリニックでは最新の知識を国内外に学びに行っております。すべては患者さまのため、地域医療に貢献できるよう学びをとめず、がんばっていきたいと思います。
今日も読んでいただきありがとうございます。