お知らせ
ウイルス感染はこわい!
こんにちは。広島県府中市サクラ歯科クリニックで歯科医師をしている鳥尾です。
最近、朝晩は涼しく、日中は蒸し暑いというか寒暖の差が激しくなってきましたね。
みなさん風邪などひかれていないでしょうか?体調管理には十分気をつけてくださいね。
さて、我が家には三人の年子の子供たちがいるのですが、先週末から次から次へと三人とも風邪をひき大変でした。
同じ風邪でも長男と双子の風邪の種類は違っていて、双子は同じRSウイルスによる風邪でした。双子の男の子は入院するまではなかったのですが、去年に引き続き女の子は入院することになり付き添わなければならないので、とても大変でした。今広島県ではRSウイルスが流行しているので小さいお子さんがいらっしゃる家庭では気をつけてあげてください。
風邪も細菌やウイルス感染によって起こる病気ですが、お口の中でも細菌感染でおこる病気があります。
それは虫歯や歯周病!
今回は歯周病のお話をします。
歯周病って、、、これは細菌の感染によって引き起こされれ炎症性疾患です。
歯と歯肉(歯茎)の境目の清掃が行き届いていないでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉の辺縁が炎症を帯びて赤くなったり腫れたりします。そして進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の境目が深くなり歯を支える土台(骨)がとけて歯が動くようになり最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。
歯周病の原因は細菌と言いましたが、お口の中にはおよそ300から500種類の細菌が住んでいます。これらは普段あまり悪いことをしませんが、歯磨きが十分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し歯の表面にくっつきます。
これを歯垢(プラーク)といい、粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。
このプラーク1mgの中には10億個の細菌が住み着いていると言われ、虫歯や歯周病を引き起こします。その中でも歯周病を引き起こす細菌が特異的に存在していることが解明されています。
歯周病とはこのプラークの中の細菌によって歯肉に炎症を引き起こし、やがて歯を支えている骨を溶かしていく病気のことで、結果的に歯を失う原因になります。
風邪も怖いですがお口の中の病気である歯周病も怖い病気です。歯磨きだけでは取れない汚れはデンタルフロスや歯間ブラシを使って歯磨きをしてみてください。
サクラ歯科クリニックでも歯磨きグッズをいろいろ取り揃えていますので来院時にご相談してくださいね。